三井化学は6月21日、同日午後4時40分頃、同社大阪工場(大阪府高石市高砂)で火災事故が発生したと発表し、翌22日にわたり状況を公表した。
発生場所は同工場の用役プラントで、21日午後4時40分ごろ煙突から炎が確認され、消防へ通報し、消火活動が開始され、22日午前0時ごろ火災が沈静化し、午前8時30分に鎮圧と鎮火が確認された。
人的被害はなく、物的被害については調査中としている。
工場構外への影響については、工場境界でガス検知を実施し、これまでのところ健康被害に影響があるガスは検出していないが、さらに情報収集を進めている。
原因と対策については、消防の指示の下、関係当局の指導を仰ぎながら適切な対応を実施することにしている。
同社は「近隣住民の皆様、関係ご当局の皆様、お客様をはじめとする多くの方々に多大なご迷惑をおかけし、深くお詫び申し上げます」とコメントを発表した。
これまでのところ、製品出荷への影響は出ていない。
なお、業績への重大な影響が見込まれる場合は、別途開示することにしている。