ショーワグローブは6月26日、耐切創手袋「No.546 ケミスターGパーム」を7月10日に発売すると発表した。
同製品は、機械工業、ガラス・建材関連業、自動車関連業、建築・設備メンテナンス業、食品関連業などに従事する作業者が、切創事故の危険を伴う現場で手を保護するために装着するもので、機械の組み立て・組み付け作業や電工カッターによる作業などの安全性と作業性が求められる場面で力を発揮する。
グラスファイバーとハイマルチファラメントを軸にしたデュラコイルに様々な種類の繊維を組み合わせることにより、耐切創強度と肌触りの良さ、作業性を実現したほか、ハイマルチフィラメントを用いたカバーリング技術で風合いを高めている。
また、指先までフィットする手型設計により細かな作業が可能で、発泡ポリウレタンコーティングによりスベリ止め効果と通気性を備えている。
厚労省のまとめによれば「切れ・こすれ」による事故は年間8117件発生しており、同社では、安全保護具である手袋の着用を推進し事故の発生件数を減らすことが手袋専業メーカーの責務だとの認識から、作業性がネックとなり作業者が手袋を外してしまい事故に遭うことがないよう、作業性に優れた同製品の開発に取り組んできた。
同社は今後、フードセーフティジャパン(9月26日~28日、東京ビッグサイト)や緑十字展(10月17日~19日、パシフィコ横浜)などへの出展を通じて、同製品を実際に体感してもらうことで普及に努めることにしている。