ゴム製品 12月生産も順調推移

2011年02月16日

ゴムタイムス社

経済産業省はこのほど2010年12月のゴム製品生産実績(速報)をまとめた。それによると、自動車タイヤをはじめゴムベルト、ゴムホース、工業用品の主要4品目はいずれも前年同月実績を上回り、需要回復の継続が見られた。
品種別の12月生産量をみると、自動車タイヤは9万6400㌧で、1-11月期累計実績(確報)に加えた年間生産量は116万722㌧となり、前年比 120・0%と2割の増加となった。ゴムベルトは12月が2300㌧で年間では2万5466㌧、同108・6%、ゴムホースは12月生産量が3043㌧、 年間生産量は3万5942㌧、同133・4%、工業用品は12月生産量が1万4853㌧で、年間では18万441㌧、同124・3%といずれも前年実績を 上回った。
国内自動車生産はエコカー減税の終了に伴い、減産傾向で推移し、また家電製品の販売もエコポイント半減など購買意欲に陰りが見え始め、景気の持ち直しも 一服感がみられ先行き不透明感が強まりつつあるが、タイヤでは低燃費タイヤの需要増、さらには新興国での産業発展によるゴム製品需要の増大が見込まれ、 2011年も全体的には市場拡大が見込まれている。

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