㈱ブリヂストン(荒川詔四社長)は、今夏の東京電力管内での深刻な電力不足懸念を受け、自主的な電力消費量削減に取り組み、東京電力の大口供給先として同社グループが保有する12ヵ所の事業所での2011年7月~9月の平日9時~20時の最大使用電力(ピーク時使用電力)を前年同期比37%削減し、当初掲げた25%の削減目標を大きく上回り節電に貢献したと発表した。
同社グループは東京電力管内に、大口供給先として、12カ所の事業所を保有。今夏の全12事業所合計のピーク時使用電力は49,083kWとなり、前年同期比37%削減。電力消費量削減効果の大きかった取り組みとして、①消費電力量の「見える化」による集中管理及び機動的な節電施策の実施②夜間電力で蓄電した電力の昼間の時間帯での活用③ディーゼル発電機・エンジンコンプレッサーの導入④昼間生産の一部夜間へのシフトや昼休分散ーを挙げている。
同社グループは東京電力管内に大口供給先以外に228事業所を保有しているが、今夏の全228事業所のトータル電力使用は5,139MWhとなり、前年同期比27%削減した。