グッドイヤー インテリジェントタイヤのプロトタイプを発表

2018年03月20日

ゴムタイムス社

 グッドイヤーは3月15日、2018年のジュネーブ国際モーターショーにおいて、インテリジェントタイヤのプロトタイプを展示したと発表した。

 展示したタイヤは、タイヤ、センサー、クラウドベースのアルゴリズムを含む完全なタイヤ情報システムで、フリート・オペレーターは、モバイルアプリを使ってリアルタイムで共有できるようになる。

 グッドイヤーEMEAの社長、クリス・デラニー氏は「シェアードモビリティが普及し続ける中、車1台あたりの走行距離が今後数年で大幅に増加することが見込まれます。シェアードモビリティ事業者にとって、タイヤサービスの問題を積極的に管理することは、消費者体験とビジネスモデルの両方にとって重要です」と話した。

 グッドイヤーのインテリジェントタイヤのプロトタイプは、継続的な接続とリアルタイムのデータ共有を可能にし、より安全でコスト効率の高い、そして最大の稼働時間を実現させるタイヤ使用を実現する。

 インテリジェントタイヤのセンサーは、車両およびサードパーティーの情報とともに、グッドイヤーの独自アルゴリズムにリアルタイムデータを提供。このアルゴリズムにより、摩耗、温度、圧力を含むタイヤのIDと状態に関する情報が継続的に更新され、フリート・オペレーターと共有される。

 シェアードモビリティ市場は、消費者のコスト削減と利便性向上の需要を踏まえて成長を続けている。2015年には、シェアードモビリティによる走行距離が全体の走行距離の4%を占めた。この数値は2030年までに25%を超えると予測されている。

 

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