タイヤメーカー各社が2月に発表した新車装着(OE)情報は、以下の通り。
◆住友ゴム工業
住友ゴム工業は2月2日、ダンロップ「グラントレックAT25」が、トヨタ自動車が昨年発売した「ハイラックス」に新車用タイヤとして採用されたと発表した。
「ハイラックス」は世界中で高い評価を得ているピックアップトラックで、日本国内では13年ぶりに販売が復活した。今回採用されたグラントレックAT25は、さまざまな路面で優れた走行性能を発揮するために開発され、オフロードでの高い走破性、オンロードでの操縦安定性と環境性能を高次元でバランスさせている。
また、同社は2月13日、米国の販売子会社であるスミトモラバーノースアメリカが、北米を中心に発売されるFCA US LLCのピックアップトラック、新型「RAM 1500」にファルケン「ワイルドピークA/T AT3WA」の納入を開始したと発表した。
新型「RAM 1500」は、米国・デトロイトで行われた「北米国際自動車ショー」で発表された。今回装着されるオールテレーンタイヤのファルケン「ワイルドピークA/T AT3WA」はどのような地形、天候でも高い性能を発揮し、「RAM 1500」の持つ操縦性能とオフロード性能を最大限に引き出す。また最適化されたトレッドとコンパウンドにより、優れた耐摩耗性能、雪上性能、ウエット性能を発揮する。
◆横浜ゴム
横浜ゴムは2月7日、同社のグローバル・フラッグシップタイヤ「アドバン・スポーツV105」が独・BMW社の新型「X3」に新車装着されたと発表した。
装着サイズは225/60R18・104Wとランフラット・テクノロジー・タイヤとなる245/50R19・105W(日本導入サイズは245/50R19・105Wのみ)。新型「X3」は2017年11月より北米を皮切りに発売され、全世界で順次発売される。なお、同社がBMW社へ新車向けタイヤを納入するのは今回が初めてとなる。
「アドバン・スポーツV105」は横浜ゴムのハイパワー・プレミアムカー向け高性能タイヤ。高いドライビングパフォーマンスを発揮するとともに、優れた快適性や安全性を高次元でバランスさせている。今回新車装着されたタイヤはBMW社と共同開発したもので、タイヤサイドには同社の承認を示す★印(スターマーク)が刻印されている。同製品は今回のBMW以外にも世界有数のハイパフォーマンスカーに数多く新車装着されている。
さらに、同社は2月20日、フィアット・クライスラー・オートモービルズ(FCA)のフルサイズピックアップトラック「Ram1500」の2018年モデルの新車装着(OE)用タイヤとして「ジオランダーA/T・G015」の納入を開始したと発表した。
Ram1500は米国・カナダ・メキシコで販売されている。装着サイズはLT265/70R17・121/118S。
ジオランダーA/T・G015はSUV・ピックアップトラック向けのオールテレーンタイヤ。オフロードでの走破性と耐久性を向上させつつ、オンロードでの快適性や静粛性も高めた。また、SUV・ピックアップトラックにふさわしい、力強くスタイリッシュなデザインを創出している。