横浜ゴムは3月13日、独フォルクスワーゲンAGのロシア子会社であるフォルクスワーゲングループ・ロシアが生産するロシア向け「ティグアン」の新車装着(OE)タイヤとして、OE用「ブルーアース―A」の17インチサイズ(215/65R17・99V)の納入を1月から開始したと発表した。
なお、同車向けには今回の17インチに先行して、2017年6月から18インチサイズ(235/55R18・100V)を納入している。
ベースとなった市販用「ブルーアース―A」は「走りのYOKOHAMA」ならではのドライビングプレジャーを追求し、ウェットグリップ性能をはじめとした高い運動性能と快適性を実現した低燃費タイヤ。今回納入した「ブルーアース―A」はフォルクスワーゲンAGから高く評価されており「ティグアン」に加え、2016年11月には同社への初納入としてフォルクスワーゲングループ・ロシアが生産するロシア向け「ジェッタ」に205/55R16・91Vおよび195/65R15・91Hの2サイズが装着されている。
「ティグアン」および「ジェッタ」の装着タイヤは横浜ゴムのロシアの乗用車用タイヤ生産販売会社であるLLCヨコハマR・P・Z・が生産している。横浜ゴムは2008年12月にLLCヨコハマR・P・Z・を設立し、2011年末に日本のタイヤメーカーとして初めてロシアで乗用車用タイヤの生産を開始した。現在の年間生産能力は操業開始当時(2012年)の2・3倍にあたる160万本に拡大している。