タイヤメーカー各社が5月に発表した新車装着(OE)情報は、以下の通り。
◆横浜ゴム
横浜ゴムは5月1日、同社のグローバル・フラッグシップタイヤ「アドバン スポーツV105」が、BMW社の新型「M5」に採用されたと発表した。
BMW社が今年3月より全世界で発売開始した新型「M5」に装着されるもので、フロント用が275/40ZR19(105Y)、リア用が285/40ZR19(107Y)となる。
「M5」には19インチ仕様と20インチ仕様があり、日本では19インチ仕様は販売されない。
「アドバン スポーツV105」は、ハイパワー・プレミアムカー向け高性能タイヤ。高いドライビングパフォーマンスを発揮するとともに、優れた快適性や安全性を高次元で合わせ持つ。
今回新車装着されたタイヤは、BMW社と共同開発したもので、タイヤサイドには同社の承認を示す星印が刻印されている。
このタイヤは、2017年11月に発売されたBMW社の「X3」にも装着されているほか、世界有数のハイパフォーマンスカーに数多く装着されている。
また、同社は5月28日、独フォルクスワーゲンAGグループの自動車メーカー「シュコダ」ブランドの「コディアック」向け新車装着(OE)タイヤとして、OE用「ブルーアース―A」の納入を4月より開始したと発表した。
装着サイズは235/55R18・100Vと215/65R17・99Vの2サイズで、ロシア向けの車両に装着される。「シュコダ」ブランドへの装着は2016年11月の「オクタビア」に続き2車種目で、「オクタビア」にも「ブルーアース―A」の205/55R16・91Vと195/65R15・91Hの2サイズが装着されている。なお、ロシア向け「コディアック」はフォルクスワーゲングループ・ロシアで生産している。
ベースとなった市販用「ブルーアース―A」は「走りのYOKOHAMA」ならではのドライビングプレジャーを追求し、ウェットグリップ性能をはじめとした高い運動性能と快適性を実現した低燃費タイヤ。今回納入した「ブルーアース―A」はフォルクスワーゲンAGから高く評価されており「コディアック」「オクタビア」のほか、フォルクスワーゲンブランドの「ティグアン」や「ジェッタ」にも装着されている。
◆クムホタイヤ
クムホタイヤは5月28日、独フォルクスワーゲン(VW)の大型SUV「アトラス」の2018年新型モデルに新車装着用タイヤとして「クルーゼン・プレミアム」を供給すると発表した。
今回新車装着用タイヤとして供給するクルーゼン・プレミアムは、優れた運動性能や耐摩耗性能に加え、静粛性や乗り心地などのコンフォート性能を高めたプレミアムSUV用タイヤ。
◆ブリヂストン
ブリヂストンは5月30日、BMWのアドベンチャーカテゴリーモデル「BMW R 1200 GS」「BMW R 1200 GS Adventure」「BMW F 750 GS」「BMW F 850 GS」の新車装着用タイヤとして「バトラックス・アドベンチャーA41」を納入すると発表した。
同タイヤは、同車両の求める様々な走行環境を自在に駆け抜ける高いスポーツ性能の実現に貢献している。
「バトラックス・アドベンチャーA41」はウェット性能・ドライ性能を追求したアドベンチャーカテゴリーのフラッグシップモデルで、ウェット路面における制動距離短縮及びコーナリング時のグリップ性能を追求し、急な雨天でも安全・安心なライディングに貢献するとしている。