ピレリは3月6日、スイスで開幕したジュネーブ国際モーターショーにおいて、OEタイヤ向けに開発したサイバーカー・テクノロジーを発表した。
サイバーカーは、タイヤ内部に重さ2~3gのセンサーを配置。これにより、車の動作に重要な情報をオンボードシステムに伝達し、安全なドライビングと性能向上を実現するシステムである。
具体的には、カーメーカーのインタフェースを通じ、垂直荷重、温度、内圧などの標準的なタイヤの動作パラメーターをドライバーに伝達し、内圧の異常などをタイムリーに検知することを可能にする。また、トレッドの摩耗状態やタイヤのローテーション時期の情報によって、タイヤメンテナンスが容易になるとしている。
同システムは、年末までに主要なカーメーカーの電気自動車(EV)や従来モデルに向けて市販される予定である。