住友ゴム工業は3月16日、2018年度のモータースポーツ活動計画を決定したと発表した。
今年も国内外において幅広いカテゴリーにタイヤ供給を行い、ダンロップ、ファルケンブランドのさらなる価値向上とタイヤ開発力の強化を目指すとともに、モータースポーツの発展に貢献するとしている。
四輪モータースポーツ活動のダンロップは、国内においては、国内最高峰の四輪レースのひとつである「スーパーGT」を中心に活動し、昨シーズン第6戦で優勝を果たした「GT500」クラスの「ナカジマ・レーシング」をはじめ、「GT300」クラスの3チーム計4台にタイヤを供給する。その他、「全日本ラリー選手権」、「全日本ジムカーナ選手権」、「全日本ダートトライアル選手権」、「全日本カート選手権」などの幅広いカテゴリーでタイヤを供給し、各クラスでタイトル獲得を目指す。
一方、入門レースである「FIA―フォーミュラ4」、「フォーミュラ4」などにもワンメイクタイヤ供給を行うことで若手ドライバーの育成をサポート。また、参加型モータースポーツの「トヨタ・ガズー・レーシング86/BRZレース」、「トヨタ・ガズー・レーシング・ラリーチャレンジ」への協賛およびタイヤの供給を通じて、車を楽しむファンをサポートし、モータースポーツの裾野を広げる。海外においては、チリで行われる「フォーミュラ4」などのレースにワンメイクタイヤ供給する。
ファルケンでは、世界一過酷なレースとも言われるドイツ、ニュルブルクリンクで開催される「2018 ADACチューリッヒ24hレース(ニュルブルクリンク24時間レース)」に参戦。昨年に引き続き「ファルケン・モータースポーツ」として、「ポルシェ911 GT3R」と昨年総合8位で完走した「BMW M6 GT3」の2台体制で総合優勝を目指す。また、「SP3T」クラスに参戦する「スバルテクニカインターナショナル」へのタイヤ供給も行い、欧米を中心に高い評価を得ているファルケンブランドのさらなる価値向上を目指すとともに、モータースポーツの発展に貢献する。
二輪モータースポーツ活動では、世界最高峰の二輪レースである「FIMロードレース世界選手権」の「Moto2」および「Moto3」クラスにワンメイクタイヤ供給を行う。昨年チャンピオンを獲得した「FIM世界耐久選手権シリーズ」では4年連続制覇を目指し、モトクロスレースにおいては、アメリカで行われる「AMAスーパークロス」での9年連続全階級制覇、モトクロス世界選手権である「MXGP」でのチャンピオン獲得を目指す。
国内においては、「全日本ロードレース選手権」をはじめ、「全日本モトクロス選手権」、「全日本トライアル選手権」、「全日本エンデューロ選手権」において有力チーム、ライダーをサポートし、各選手権でのタイトル獲得を目指す。「FIM世界耐久選手権シリーズ」最終戦として開催される日本最大のオートバイレース「鈴鹿8時間耐久ロードレース」では、計6チームへのタイヤ供給を行う。
また今年も、世界的に人気の高いロードレースの250cc車両による育成型レースへのワンメイクタイヤ供給を継続することで、モータースポーツの発展に貢献するとともに世界で活躍するライダーの育成をサポートする。