コンチネンタルは4月3日、同社の48ボルトeBikeシステムを搭載した、Bikelecing社(BKL)の電動カーゴバイクが、スペインの郵便サービスであるコレオスの配送作業に使用されると発表した。
歩行者専用道路や混雑した市街地など、これまでアクセスが困難だった場所でも、小回りが利く新しい三輪の電動カーゴバイクを使えば、環境にやさしく、より便利・迅速に戸口まで荷物を配達することが可能となる。
カーゴバイクの車体総重量は38キログラムで、車体中央に搭載された250ワットのモーターがカーゴバイクの乗り心地を快適にし、内蔵トルクセンサーがバッテリーの効率利用を実現。550リットルの積載量でも、最長60キロメートルまでの距離を快適に輸送することができる。
コレオスは、スペイン5都市でカーゴバイクの試験運用を2018年1月に開始し、マドリード、セビリア、マラガ、コルドバ、グラナダで信頼性と適合性をテストしている。また、他の地域への利用拡大や別車両への応用も視野に入れている。コレオスは2008年以来、CO2排出量を削減する同社の環境方針に基づき、電動車両の活用を推進。最初の試験カーゴバイクは2017年4月にセビリアで導入され、従業員から支持を得たため、カーゴバイクの活用を継続することになった。今回のコンチネンタル48ボルトeBikeシステムを搭載したカーゴバイクは、積載量と人間工学の観点から改良されている。