住友ゴム工業は4月7日に、今年で11年目を迎える「ダンロップ全国タイヤ安全点検」を全国47会場で実施した。
埼玉県北葛飾郡杉戸町の「道の駅アグリパークゆめすぎと」で行われたタイヤ点検では、増田栄一執行役員・タイヤ国内リプレイス営業本部長はじめ、同社従業員と販売会社従業員23人が参加。
6チームに分かれた点検メンバーが積極的に点検を呼びかけ、空気圧管理の重要性を訴求した。
開会のあいさつで増田本部長は、同点検について2008年から全国の道の駅やショッピングセンターなどで年2回春・秋に実施しており、これまでに延べ8万8000台を超える車両のタイヤ点検を行っていると説明。
また、今年はDUNLOPの創業者であるジョン・ボイド・ダンロップが空気入りタイヤを実用化してから130周年を迎える節目の年とし、「今回のタイヤ点検で点検台数が9万台を突破し、秋には10万台を超える計画だ。今年は節目の年として、しっかりとタイヤの空気圧の大切を伝えていきたい」と期待を込めた。
そのほか、JAFのロードサービスの救援件数の増加について触れ、「JAFの出動回数は年々減少傾向になっているにも関わらず、タイヤに起因するJAFの出動件数は増加している。その原因はガソリンスタンドの減少セルフ化などによるところが多い。今後ますますタイヤ点検の活動は重要になってくる」とタイヤ点検の必要性を訴えた。
点検では、エアが不足している車にはドライバーの了承を得て空気を充填したほか、残溝不足や損傷などをチェックしたシートをドライバーに手渡していた。そのほか、夜間でもライト等に反射して光り、交通事故防止につながるオリジナルリフレクターと定期的なタイヤ点検の重要性を啓発するメッセージを同封したマスクも配布した。
同会場の点検台数は101台。全国で合計2831台のタイヤ点検が行われ、累計で9万1602台となった。