東洋ゴム工業の2018年12月期第1四半期連結決算は売上高は前年同期比4・4%減の937億4100万円、営業利益は同12・5%減の105億9600万円、経常利益は同15・2%減の85億2100万円となり、減収減益となった。四半期純利益は同14・4%増の67億3000万円となった。
タイヤ事業の売上高は807億7600万円、同2・5%増、営業利益は114億9400万円、同2・4%減となった。
市販用タイヤのうち、北米市場では販売量が前年同期を下回ったものの、大口径ライトトラック用タイヤとトラック・バス用タイヤの拡販に取り組んだことにより、売上高は微減に留まった。欧州市場については、欧州全域で販売が順調に推移したことにより、販売量、売上高ともに前年同期を上回った。
国内市販用タイヤは、夏用タイヤの需要が減少したことにより、販売量は前年同期を下回ったが、前年に実施した値上げの効果などにより、売上高は前年同期を上回った。
新車用タイヤは、同社製品装着車種の販売が国内で好調だったが、海外では低調であったことにより、販売量、売上高ともに前年同期並みとなった。