横浜ゴムは5月25日、過酷なモータースポーツであるラリーを題材にした実写映画「OVER DRIVE」の製作に協力し、劇中ではアドバンラリータイヤの提供や実際のレースでも行うタイヤサービスをサポートしたと発表した。
劇中では主役チームのスピカレーシングファクトリーとライバルチームのシグマ・レーシングのラリーカーなどにヨコハマタイヤが装着されるほか、車両やレーシングスーツにYOKOHAMAのロゴが掲出される。さらに、サービスピットのシーンでは実際にレース現場で活躍しているヨコハマタイヤサービストレーラーが登場する。
同社はこの作品を通じ、モータースポーツへの真摯な取り組みと今年誕生40周年を迎えるグローバル・フラッグシップタイヤブランド「アドバン」の訴求を図る。
ラリーは世界各地で多くの大会が開催され、横浜ゴムは1970年代から国内外のラリーに参戦し、輝かしい戦歴を残してきた。海外ではサザンクロスラリーで1972年から5年連続優勝、サファリラリーで1975年から3年連続クラス優勝、アジア・パシフィックラリー選手権で1988年の初代チャンピオンを含め4回のチャンピオンを獲得している。さらに、2006年のプロダクションカー世界ラリー選手権(PWRC)の第1戦、第5戦で優勝したほか、2011年のインターコンチネンタル・ラリー・チャレンジ(IRC)のプロダクション部門でシリーズチャンピオンを獲得した。
国内では1979年からスタートした全日本ラリー選手権において、これまでに数多くのシリーズチャンピオンを獲得している。近年では2014年、2015年にトップカテゴリーのJN6クラスで2連覇(2014年は全6クラス中5クラスでチャンピオン獲得)、2016年にJN5クラス、JN2クラスでチャンピオン、2017年にJN2クラスで2連覇を達成している。
現在、横浜ゴムは国内ラリー用タイヤの主力商品として、ターマック(舗装路)用の「アドバンA052」、グラベル(非舗装路)用の「アドバンA053」をラインアップしている。
同作品は「海猿」「MOZU」など数々の大ヒット作品を手掛けた羽住英一郎監督がメガホンをとった。キャストは主人公のメカニックを演じる東出昌大、その弟で天才ドライバー役の新田真剣佑が出演。「OVER DRIVE」は今年6月1日より全国公開される。