GfKジャパンは3月31日、自動車タイヤのパンクに関するインターネット調査を実施し、その結果を発表した。
全国のドライバー約1万700名に自動車タイヤのパンク経験を尋ねたところ、夏タイヤでは40%、冬タイヤでは9%のドライバーがパンクの経験があると回答した。
夏タイヤについてみると、年代が上がるほどパンク経験率が高まり、20代以下では24%であったが、50代では43%に上った。一方、冬タイヤでは夏タイヤのような年代による大きな違いはなかったが、地域差がみられた。降雪地域における冬タイヤのパンク経験率をみると、北海道、東北では20%弱に上った。
なお、冬タイヤのパンク経験者では軽自動車ユーザー率が高く、49%を占めた。これは夏タイヤのパンク経験者における同比率より9%ポイント高かった。冬タイヤはその特性上、夏タイヤより取扱いで留意すべき点も多い。車やタイヤ整備への関与度の違いもこの結果に影響を与えていると考えられる。
パンク経験者にタイヤ購入からパンクまでの期間を尋ねたところ、夏タイヤでは平均33・0ヵ月、冬タイヤでは29・8ヵ月となった。冬タイヤはパンク経験率こそ低いが、パンクまでの期間が夏タイヤより短いことが示された。
パンクまでの期間は地域差もみられた。冬タイヤのパンクまでの期間は、降雪地帯である北海道では平均26・5ヵ月、東北では27・2ヵ月であり、全体と比較すると約3ヵ月短かった。