住友ゴム工業は4月8日に、今年で10年目を迎える「ダンロップ全国タイヤ安全点検」を全国49会場で実施した。
茨城県潮来市の「道の駅いたこ」で行われたタイヤ点検では、増田栄一執行役員・タイヤ国内リプレイス営業本部長はじめ、同社従業員と販売会社従業員20人が参加。雨が降るなか、4チームに分かれた点検メンバーが積極的に点検を呼びかけ、空気圧管理の重要性を訴求した。
開会のあいさつで増田本部長は、同点検について2008年から全国の道の駅やショッピングセンターなどで年2回春・秋に実施しており、これまでに延べ8万台を超える車両のタイヤ点検を行っていると説明。
また、増田部長はガソリンスタンドのセルフ化によるタイヤ点検の減少やパンクによるJAFのロードサービスの救援件数の増加について触れ、「今後ますますタイヤ点検の活動は重要になってくる。タイヤの重要性を伝えていくことが我々の使命」とタイヤ点検の必要性を訴えた。
点検では、エアが不足している車にはドライバーの了承を得て空気を充填したほか、残溝不足や損傷などをチェックしたシートをドライバーに手渡していた。そのほか、夜間でもライト等に反射して光り、交通事故防止につながるオリジナルリフレクターと定期的なタイヤ点検の重要性を啓発するメッセージを同封したマスクも配布した。
同会場の点検台数は48台。全国で合計4730台のタイヤ点検が行われた。