ブリヂストンの清水実執行役専務は4月7日、湘南菱油丸山台営業所で行われた「タイヤの日」安全啓発活動で、同社が提唱する「ちゃんと買い」が浸透してきたと述べた。
ちゃんと買いは、新車装着タイヤの性能を基準に、補修タイヤを選んで欲しいとの理由で名付けたもの。
同営業所で清水氏は、エンドユーザーは15秒のコマーシャルでどこまでちゃんと買いの価値が伝わっているかわからないが、少なくとも販売店にはしっかりと浸透している。同営業所でもちゃんと買いの展示を行っているし、販売員のセールストークでもちゃんと買いが出ているとした。
また、ちゃんと買いに賛同して一生懸命取り組んでいる店舗は、単に売上が上がるだけでなく、顧客の再来店率が高くなったと聞いている。
さらに、清水氏はちゃんと買いを提唱する前と後では、販売方法も大きく変わってきたと説明。その一例として、同社はちゃんと買いを浸透させるため、ポテンザ・レグノ・エコピア以上の小売標準価格を復活させた。
ラベリング制度が始まり、転がり抵抗性能とウエット性能に優れているのが良いタイヤという認識がある。同社では走る、止まる、曲がる、乗り心地など総合的に顧客が満足できるようにタイヤを作りながら、タイヤの価値を伝えていくことがちゃんと買いの使命だと強調した。