日本ミシュランタイヤは7月4日、乗用車用の新スタッドレスタイヤ「X―ICE3+(アイス3プラス)」のプレス向け試乗会を、東京・東大和市のビッグボックス東大和スケートリンクで開催した。
試乗は、氷上性能を体感するためのスケートリンク内コースでの走行と、ドライ性能を体感するための一般路での走行の2通りで行われた。車両はいずれもトヨタのプリウス。
スケートリンク内コースは「ブレーキング体感」と「スラローム体感」の2つのゾーンで構成され、ブレーキング体感では20km/hまで加速した後、ブレーキを踏んで制動距離を確認。スラローム体感では、左右に蛇行するように設置されたコーンの間を走行した。
最初に、新製品と現行品「X―ICE3」、新製品と現行品のそれぞれ1万km走行の摩耗品などを比較するデモ走行が行われた。
続いて試乗に移り、コースを3週してブレーキング性能とグリップ力を体感した。ブレーキング性能に関しては、試乗車に「第5車輪」と呼ばれる測定装置を装着して制動距離を測定し、走行後、データでブレーキ性能を確認した。
一般路での走行は、西武線東大和駅から隣の玉川上水駅までのコースで実施。まず、ドライ路面であるにも関わらず、スタッドレスタイヤとは思えない静かさを実感した。
また、途中で路上駐車をしている大型トレーラーを避ける際、前方に対向車が見えたのでスピードを上げたところ、夏タイヤと変わらない加速を体感することができた。
同社がスケートリンクで試乗会を実施するのは久しぶりだそうで、販売店を対象とした試乗会も行っているとのことだった。