取材メモ 2枚看板で冬商戦へ

2017年07月10日

ゴムタイムス社

 日本グッドイヤーの金原雄次郎社長は、新製品プレミアムスタッドレスタイヤ「ICE NAVI(アイスナビ)7」の発表会のあいさつの中で、上期の業績について、1~5月の販売本数が前年同期比約20%増と、国内タイヤ販売全体の伸びを若干上回ったことを紹介した。

 その要因として昨年、本格上市したオールシーズンタイヤ「ベクター4シーズンズ」の販売増を上げ、1~5月の販売本数は前年同期比2倍だったことを明らかにした。

 グッドイヤーは欧米でオールシーズンタイヤを他社に先駆けて市場に投入しており「日本でもパイオニアとして、市場に商品をしっかり投入することができた」と金原社長は評価した。

 また、ベクター4シーズンズについては、業績に対する貢献に加え、販売増に伴い同社ブランドに対する消費者の認知向上にも寄与しているとして、ウェブの来訪者数が着実に伸びていることを例として挙げた。

 そして、同社への消費者の関心が高まる中で、冬商戦に向けて投入するのが「アイスナビ7」だと指摘した。

 アイスナビシリーズは今年が20周年となり、節目の年に7代目を市場投入することになる。金原社長は「アイスナビ7とベクター4シーズンズを2枚看板として、冬商戦をしっかり戦っていきたい」と抱負を述べ、あいさつを締め括った。

金原社長

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