取材メモ 東洋ゴム 意識改革への強い意志

2017年08月07日

ゴムタイムス社

 東洋ゴム工業は先日、兵庫県伊丹市に移転した本社を報道陣に公開した。

 挨拶に立った櫻本保常務執行役員は、新本社の説明の中で、5月29日に行われた「新本社稼動式典」での清水社長訓示を紹介した。

 新本社稼動式典は、新本社大ホールに約600人を集めて開催された。清水社長は「調和・誇り・変革」の3つの言葉で訓示を述べた。

 調和については、互いに相手を尊重し合いながら、切磋琢磨し合うことが「調和」だとし、主体的なコミュニケーションの先に調和が生まれ、プラスの化学反応が起こる。ワンチームとなってバランスよく融合してこそ、東洋ゴムグループの力が発揮できると述べた。

 誇りについては、当社ゆかりの地で原点に立ち返り、創業時代、会社を必死に受け継いでいこうとした姿を「誇り」にするとし、自分の誇りを自らに問い、心に一点の曇りなく正しい道を歩んでいこうと呼びかけた。

 変革については、理念制定、新組織スタート、新中計初年度という新たな始まりの年にあたり、主体的な強い意志を持たなければ「変革」はできないとし、意識と行動を変革し、会社の歴史を新しく作っていくことはもちろん、社会、地域の皆さんからも喜んで頂ける存在になっていくと訓示した。

 式典での清水社長の訓示を詳細に説明する櫻本常務の姿に、意識改革への強い意志を感じた。

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