住友ゴム工業は10月4日、ダンロップの低燃費タイヤ「ル・マンV」で今年度のグッドデザイン賞を受賞したと発表した。
ル・マンVはサイドウォールとトレッド部のクッション性を向上させることでタイヤの振動を吸収する新技術「SHINOBIテクノロジー」と、タイヤ内部の空気振動に起因するノイズを低減する「サイレントコア(特殊吸音スポンジ)」の搭載により、快適性能(乗り心地性能、静粛性能)を大幅に高めている。
さらに、左右非対称パターンを採用することで外側ブロックの剛性を上げ、耐偏摩耗性能を27・0%向上した。低燃費性能ではラベリング制度の転がり抵抗性能で「AA」を達成している。
審査員は「洗練されたトレッドデザインは快適性の高さを想起させる。技術面ではサイド部分を柔らかく、ブロックは細かくすることで乗り心地を良くする工夫が込められており、内側には吸音スポンジを装着することで静粛性も追求するなど、見えない部分にまでデザインが行き届いている」と評価している。