住友ゴム工業は10月7日に、今年で10年目を迎える「ダンロップ全国タイヤ安全点検」を全国47会場で実施した。
茨城県潮来市の「道の駅いたこ」で行われたタイヤ点検では、増田栄一執行役員・タイヤ国内リプレイス営業本部長はじめ、同社従業員と販売会社従業員16人が参加。4チームに分かれた点検メンバーが積極的に点検を呼びかけ、空気圧管理の重要性を訴求した。
開会のあいさつで増田本部長は、同点検について2008年から全国の道の駅やショッピングセンターなどで年2回春・秋に実施しており、これまでに延べ8万5000台を超える車両のタイヤ点検を行ってきたと説明。
また増田本部長は、ガソリンスタンドのセルフ化によってタイヤの空気圧を補充する場所の減少、パンクによるJAFのロードサービスの救援件数の増加について触れた上で「一人でも多くの方にタイヤ点検を実施し安全に走っていただくことが我々の使命」とタイヤ点検の必要性を訴えた。 点検では、エアが不足している車にはドライバーの了承を得て空気を充填したほか、残溝不足や損傷などをチェックしたシートをドライバーに手渡していた。そのほか、夜間でもライト等に反射して光り、交通事故防止につながるオリジナルリフレクターと定期的なタイヤ点検の重要性を啓発するメッセージを同封したダンロップオリジナル風船を幼児にプレゼントした。
今後の取り組みについては、増田本部長は来年18年でダンロップブランドが130周年を迎えることを伝え、改めて空気入りタイヤの重要性を説き、タイヤの空気圧の適正化に向け広めていきたいと強調。その上で「国内の車の保有台数を考えれば、もっと多くの人たちに浸透していくためにも販売店様などと一緒にタイヤ点検活動を実施していきたい」と述べた。
同会場の点検台数は台。全国で合計2656台のタイヤ点検が行われた。