ブリヂストンは10月23日、東京ビッグサイト(東京都江東区)で25日~11月5日に開催される「第45回東京モーターショー2017」に出展すると発表した。
今回は「Journey of Innovation for Sustainable Mobility」をテーマに「Innovative・Sophisticated」な世界観を軸とした、持続可能なモビリティ社会の実現に向けた同社グループの革新技術と新しいソリューションを紹介する。
主な展示内容は低燃費タイヤ「ECOPIA with ologic」を装着したソーラーカー、空気充填不要なタイヤを装着した自転車、パンク後の走行を可能にするランフラットテクノロジー採用タイヤ、プレミアム商品の「BLIZZAK」「POTENZA」「REGNO」、モータースポーツゾーン。
同社は、世界最高峰のソーラーカーレース、ブリヂストンワールドソーラーチャレンジに参戦する複数の大学チームに、低燃費タイヤ技術「オロジック」を採用したソーラーカー用タイヤを供給している。
今回のモーターショーでは、一昨年の大会で活躍した工学院大学のソーラーカー展示を通じて、ブリヂストンのサステナブルモビリティに貢献する環境技術を紹介する。
また、空気充填を不要にする同社のタイヤ技術「エアフリーコンセプト」を採用し、パンクの心配のないタイヤを装着した自転車を展示。省メンテナンス性・リサイクル性にも優れ、自転車のみならず、様々なカテゴリーのタイヤへの応用が期待される次世代パーソナルモビリティの技術を紹介する。
また実際に、エアフリーコンセプトを採用したタイヤを搭載した自転車の試乗を体感してもらうコーナーを設置する。
さらに、タイヤの空気圧がゼロになっても、所定のスピードで一定距離を走行できるランフラットテクノロジー採用タイヤ、「トランザT005 RFT」を展示。ランフラットテクノロジー採用タイヤとしての高い安全性と乗り心地を両立し、より安全・安心な移動を実現する技術を紹介する。
同社のプレミアム商品である「ブリザック」「ポテンザ」「レグノ」も展示。ブリザック史上最高の氷上性能と高い摩耗ライフ性能、静粛性を実現した新商品「ブリザックVRX2」を展示し、冬の道でも安全・安心な移動を実現する技術を紹介する。
ポテンザブランドでは「ポテンザS001」の展示に加え、「ポテンザS007」が標準装着されたアストン・マーティンDB11を展示する。
そのほか、ブリヂストン・モータースポーツとファイアストン・レーシングの活動を紹介するとともに、インディ500で佐藤琢磨選手が初優勝した際の車両モックアップを展示する。
なお、プレスデーの26日午前9時半から、ブリヂストンのイノベーションの歴史、同社の技術者がイメージする将来のモビリティ社会貢献への想い、開発をさらに加速・進歩させるための研究開発拠点の変革プロジェクトの基本的な考え方、構想について紹介するプレスカンファレンスを行う。
また、一般公開日の28日には、インディ500で日本人ドライバーとして初優勝した佐藤琢磨選手と同2位のエリオ・カストロネベス選手をゲストに招き、モータースポーツの楽しみ方とタイヤの重要性についてトークショーを行う。