タイヤメーカー各社が10月に発表した新車装着(OE)情報は、以下の通り。
◆ブリヂストン
ブリヂストンは10月2日、日産自動車が同日発売した電気自動車の新型「日産リーフ」の新車装着タイヤとして「エコピア」の納入を開始したと発表した。
今回装着される「エコピアEP150」は、同車両の特長である高い操縦安定性能・快適な乗り心地の実現・航続距離の延長にあたり、重要な役割を果たしている。
◆住友ゴム
住友ゴム工業は10月3日、日産自動車が同月から日本国内で発売の新型「日産リーフ」に、ダンロップ「エナセーブEC300」の納入を開始すると発表した。
今回装着されるエナセーブEC300は新型リーフの性能を最大限に発揮させるタイヤとして開発した。
リーフの航続距離を支える高い低燃費性能はもとより、電気自動車に相応しい静粛性能と操縦安定性を高次元でバランスさせている。
また、同社は10月12日、レクサス「LC」に、ダンロップの高性能ランフラットタイヤ「SPスポーツマックス050DSST CTT」の納入を開始したと発表した。
同タイヤは最先端のランフラット技術による高い安全性とともに、LCの求める優れた運動性能と乗り心地も兼ね備えている。
同社は10月24日、スバルが9月から北米市場で販売開始した新型「クロストレック(日本名:XV)」に、ファルケン「ジークスZE001 A/S」の納入を開始すると発表した。
今回装着されるファルケン「ジークスZE001 A/S」は新型「クロストレック」の性能を最大限に発揮させるタイヤとして開発されたオールシーズンタイヤ。非対称パターンの採用により、左右の剛性を最適化することで、新型「クロストレック」の求める高い走破性はもとより、操縦安定性と乗り心地を高次元でバランスさせている。
さらに同社は10月25日、スバルテクニカインターナショナル(以下STI)のコンプリートカー「S208」にダンロップの高性能タイヤ「スポーツマックスRT」を納入すると発表した。
「S208」は、スバル「WRX STI」をベースにエンジンや足回りを専用開発し、外装・内装にも専用装備を追加したハイパフォーマンスカー。
今回装着される同製品は、スバル「WRX STI」への新車用タイヤをベースに、「ニュルブルクリンク24時間レース」「スーパーGT」などSTIとのモータースポーツ活動で培った技術を投入した。専用構造・コンパウンドの採用などのチューニングを行うことで、操縦安定性能とコーナリング性能、ブレーキ性能を高めるとともに、快適な乗り心地と高い静粛性も実現している。
◆グッドイヤー
ザ・グッドイヤー・タイヤ・アンド・ラバー・カンパニー(グッドイヤー)は、ボーイング社が開発中の最新鋭旅客機777X向け超軽量航空機用タイヤ「フライト・ラジアル」の開発を完了し、このほど正式にOE承認を取得したと発表した。
これにより、グッドイヤー社製フライト・ラジアルは、ボーイング社が777X向けとして承認をした世界初の航空機用タイヤとなった。
フライト・ラジアルはグッドイヤーの最先端の航空機タイヤの一つで、同社の航空機用最新軽量ラジアルタイヤ技術である「フェザー・アロイ・コア・ビード・テクノロジー」などを採用している。
また、寸法安定性や長寿命、耐カット性などの機能を向上させるため、強度と剛性を備えた新設計のトレッドベルトも採用されている。
◆東洋ゴム
東洋ゴム工業は10月24日、マツダが12月14日から国内で発売開始予定の新型3列シートクロスオーバーSUV「マツダCX―8」に、新車装着用タイヤとして「プロクセスR46」が採用されたと発表した。
タイヤサイズは225/55・R19・99V。
独自の材料設計基盤技術「ナノバランス・テククのロジー」を駆使したプロクセスR46は、マツダが国内向けSUVラインアップで最上位モデルと位置づける、新型CX―8が求める力強いパフォーマンスと優れた環境性能・静粛性を実現する最適なタイヤとして採用された。
◆日本ミシュランタイヤ
日本ミシュランタイヤは10月25日、同社のダイナミックグリップスポーツタイヤ「ミシュラン・パイロット・スポーツ4」がスバルのBRZ STIスポーツに新車装着用タイヤとして採用されたと発表した。
同製品は、レースから得られた技術をフィーバックすることでウェットやドライ路面での走行性能はもちろん、高いハンドリング・高速安定性を確保し、直感的なスポーツドライビング体験を提供することを目標に開発した。
タイヤサイズは215/40ZR18・85Yとなっている。