旭化成は7月5日、スチレン系特殊透明樹脂やスチレン系熱可塑性エラストマーなどを値上げすると発表した。
対象製品は、スチレン系特殊透明樹脂「アサフレックス」、スチレン系熱可塑性エラストマーの「タフプレン」や「アサプレンT」など、水添スチレン系熱可塑性エラストマーの「タフテック」や「S・O・E・」など。
値上げ幅は、スチレン系特殊透明樹脂が10円/kg以上、スチレン系熱可塑性エラストマーと水添スチレン系熱可塑性エラストマーが15円/kg以上で、7月13日出荷分より改定する。
ナフサやブタジエン、スチレンモノマーなどの原料市況の上昇を背景に、対象製品の製造コストは自助努力の範囲を超えて大幅に上昇しており、同社は製品の安定供給維持のためには価格改定を実施せざるを得ないと判断した。