横浜ゴムは7月6日、アジア最大のクロスカントリーラリー「アジアクロスカントリーラリー2018(AXCR)」に参戦する塙郁夫選手をサポートし、同社のマッドテレーンタイヤ「ジオランダーM/T・G003」を供給すると発表して、記者会見を開いた。
AXCRは1996年にスタートしたFIA(国際自動車連盟)公認レースで、ダカールラリーと同様の格式で開催され、アジア各国の山岳部やジャングル、海岸、プランテーション、サーキットなどを舞台に毎年8月に開催されており、今年は8月12日にタイのパタヤをスタートし、18日にカンボジアのプノンペンでゴールするまでの約2200Kmを競い合う。
同社は同ラリーに2001年から11年連続で協賛したほか、サポートしたジオランダー装着車が2011年に総合2位、3位、2012年には総合2位を獲得している。
塙選手は日本を代表する世界的なオフロードレーサーで、国内最高峰のJFWDAチャンピオンシップレースシリーズで10年連続チャンピオンに輝いた実績に加え、オフロードレースの世界的なビッグイベント「バハ1000」で1991年に日本人初完走、2002年にクラス優勝を成し遂げている。
会見で塙選手は、「このラリーは日本のSUVのユーザーには非常に知名度が高く、いつか出てみたいという目標に置かれているようなイベントなので、参戦して新製品をアピールしたい」と抱負を語った。
同社は「バハ1000」をはじめ数々のレースに塙選手と共に参戦しており、今年4月にはグアム島で行われたスプリント耐久オフロードレース「APL SOMKIN WHEELS 2018」で「ジオランダーM/T・G003」を装着して優勝している。