住友理工は7月11日、中国・上海市で7月18日から21日まで開催される「2018 エコ建築建材博覧会」に、窓用高透明遮熱・断熱フィルム「リフレシャイン」を初出品すると発表した。
展示ブースでは、リフレシャインの性能を体感できるデモンストレーション機を展示し、来場者にエネルギー削減効果についてのプレゼンテーションも行う予定。
リフレシャインは、透明ナノハイブリッド多層膜を素材に、室内の明るさを保ったまま、太陽光の熱線を反射して遮熱し、室内の温度上昇を抑えるフィルムとして、2010年8月から日本国内で販売を開始し、12年10月には、遮熱機能に加え暖房器具などの遠赤外線を反射し室温を保つ断熱機能を兼ね備え、一年を通して室内住環境改善・節電効果が期待できるエコプロダクツとして製品化している。
中国は省エネ・環境保護による低炭素化社会の実現に向けて国家を挙げて取り組んでおり、新築だけでなく既設建物にも省エネ対応を求めている。
同社はリフレシャインを寒暖差のある中国華北・華東地域の既設建物のエネルギー効率化に有効な製品であると位置づけ、面積の広い窓に後貼りができる窓用の遮熱・断熱のエコ対策品として中国市場での販売を開始し、北京、天津、上海市場から販路開拓を進め、2022年に売上3・7億円を目指す。
この博覧会は、国際見本市連盟に認定された中国唯一の国際建築建材総合展で、中国最大規模のエコ建築商材の展示会となっており、例年10万人を超える建築資材メーカー、設計者、施工業者などの関係者が集っている。