豊田合成は7月13日、成長著しいインド市場における事業拡大に向け、同国子会社「豊田合成ミンダ・インディア」(TGMIN)のグルガオン事務所を、デリー近郊のハリヤナ州グルガオンに設立したと発表した。これにより、製品開発の現地化を進める。
新事務所は今年4月に稼働を開始し、エアバックなどの開発・設計、営業を行う。従業員は10人で、2020年までに技術・営業員を約20人に増員する予定。
これまでTGMIN社の本社工場(ラジャスタン州ニムラナ)にあった技術・営業機能を、主要な取引先であるマルチ・スズキ・インディア社の本社近隣に置くことで、業務のスピードアップを図るとともに、人員や設備の拡充により現地における開発機能を強化する。
同社はインドを重点市場と位置づけ、2018年10月には西部の新工場(TGMIN グジャラート工場)の稼働開始を予定するなど生産体制の強化を進めており、2025年度までにインド全体での売上高を現在の2倍以上の350億円に拡大することを目指している。