昭和電工は7月17日、合成樹脂製品(エマルジョン、合成樹脂溶液、合成樹脂水溶液)の販売価格を8月1日出荷分から現行価格の15%以上値上げすることを決定し、需要家との交渉を開始したと発表した。
対象製品は、合成樹脂エマルジョン「ポリゾール」、合成樹脂溶液「ビニロール」、合成樹脂水溶液「コーガム」「ミルベン」「ポリフィックス」。
ナフサ価格など原燃料価格の上昇により、主原料であるエチレンや酢酸ビニル、アクリル酸エステル等の価格上昇が続くほか、包装材料や輸送費などの価格上昇も続いている。
同社は、これまで製造・物流の合理化を進めコストダウンに努めてきたが、外部環境変動によるコスト上昇を自助努力で吸収することが困難となり、製品の安定供給体制を維持するため、価格改定を決定した。