今年6月に創業80周年を迎えたタイガースポリマー。次なる高みを目指し、業務改革を強力に推し進めていると語る渡辺健太郎社長に前期を振り返ってもらいつつ、足元の状況や海外拠点、設備投資などを尋ねた。
◆前期を振り返って。
17年度の連結業績は増収減益だった。売上高は427億6600万円で過去最高となったものの、米国で自動車部品を製造するTPM(オハイオ州)で新しい部品の立ち上げ費用が増加し、営業利益が減少したことから、利益面はいずれも前年度を下回った。ただ、TPMを除いた海外子会社は、現地通貨ベースで増収増益となっている。TPMについても全社挙げて支援し、現在は売上・利益とも回復に向かっている。
また、国内は全般的に好調な受注を確保し、17年度の単独業績は増収増益となり、売上・利益とも過去最高を達成した。
◆足元の状況は。
18年度(4~6月期)も前期の好調な流れを引き継ぎ、国内・海外ともほぼ順調にきている。製品別では、土木建築向けの産業用ホ
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