【企業紹介】右川ゴム製造所 素材開発力の向上目指す

2018年07月27日

ゴムタイムス社

■ 企業紹介

素材開発力の向上目指す

右川ゴム製造所


 

 ゴム素材開発メーカーとしてゴムの可能性を追求する右川ゴム製造所(埼玉県八潮市・右川誠治社長)は、昨年で創業120年を迎えた。

 前期(18年2月期)の需要動向を振り返ると、自動車をはじめOA機器、建材、工業用品など幅広い分野で需要が伸び、売上は過去最高を達成。利益面でも大幅に伸長した。また、目標だった自己資本比率も50%を超えることができた。

 右川社長は「そもそも昨年の成長ペースが出来過ぎで、従業員に負荷をかけすぎたほか、生産能力の限界を超えた外注化で利益を圧迫した面もあった」と分析し、「ただし目標だった自己資本比率は50%を達成し、無借金経営に近づくことができた。一定水準で社内改善もできた」と振り返る。

 足元の動向については、右川社長は「売上は堅調に推移しているが、受注は落ち着いてきた。先行きの不透明感が強まっている」と予断を許さない。そのため、今期の事業戦略は「付加価値を高めるものづくり」と「対応力の強化」を定め、納期のスピード対応をはじめ、少ロット対応など顧客の様々なニーズに応えていきなが

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