ゴムロールの研磨技術で世界をリードする水口製作所(静岡県裾野市、水口泰昌社長)はこのほど、大型ロールに対応する大型高速・高精度研磨複合機の販売強化に乗り出す。
最近の需要動向については、OA機器業界全体の需要が減少しているなか、同社のブランド力や技術力を生かし、コンバーティング分野や一般工業用品分野にも供給先を広げ、販売に力を入れている。
実際に、リニアガイドの納期が厳しい現在、大型ロール研削盤は二年後の受注も数台抱えている状況だという。
その販売に注力していく大型高速・高精度研磨複合機のCNC大型ロール研削盤には、「LEO―1500」、「LEO―2000」、「LEO―3000」、「LEO―3500」がある。
同シリーズは、特殊なゴムロールの厳しい要求にも対応できる新加工技術を搭載したLEOシリーズのトップモデル。
特長は軟質ゴムロール研磨時の課題だった「ねじれ」を、両チャック・同時回転駆動方式により、芯ブレをなくしたこと。もちろん