ランクセスは7月30日、東北復興支援の一環として、岩手県・下閉伊郡山田町で小学生を対象にした化学実験教室「つくってまなぼう! わくわく実験教室」を今年も開催すると発表した。
同社は2014年から毎年、東北地方で同実験教室を開催しており、5回目の開催となる今年は昨年に続きセーブ・ザ・チルドレン・ジャパンと共催し、同県内で開催する。
今回は夏休み期間を利用して、8月17日に山田南小学校放課後児童クラブ、同18日に山田町ふれあいセンター「はぴね」において開催し、地元の小学一年生から六年生までの児童約50名が参加する予定となっている。
同化学実験教室は、子どもたちに楽しみながら化学の知識を学んでもらうことを目的に、「コンクリートを学ぼう!」をテーマに、小学生向けの実験教室となる。コンクリートの組成や化学反応に関するレクチャーに加えて、同社の着色顔料「バイフェロックス」で着色したカラーコンクリートを使用し、海や山をテーマにした作品作りなどを予定している。
同社は東日本大震災で被災した子どもたちの支援を目的に、2011年よりセーブ・ザ・チルドレンの活動を支援し、支援活動を通して被災地の復興が進む中、子どもたちへのさらなる支援の拡充を目指し、2014年から宮城県内で化学実験教室を開催するプロジェクトを開始した。今年度は、2018年4月に社内を横断するメンバー14名によるプロジェクトチームを立ち上げ、実験教室の企画・準備を進め開催の決定に至った。