東洋ゴム工業は8月1日、同社グループが昨年度に取り組んだCSR活動などをまとめた「東洋ゴムグループCSR報告書2018」を発行すると発表した。
今年度版では、GRI(グローバル・リポーティング・イニシアティブ)が作成したGRIスタンダードを一部参照し、同社グループの企業活動が経済、環境、社会に対してどのようなインパクトを与えているか、将来どのようなインパクトを与える可能性があるかについて、同社グループの掲げるCSRの7つの重点テーマごとに整理して活動実績を報告しているほか、ステークホルダーの評価や意思決定に実質的な影響を及ぼす可能性のある項目を「重要な側面(マテリアリティ)」と位置づけ、「トピック」として抽出し、これについて報告している。
また、サステナビリティ推進の進捗報告も盛り込まれ、持続可能な成長を目指す取り組みとして、同社グループがステークホルダーに及ぼしている影響や、将来の事業成長と外部環境から考えられるリスクと機会に関する認識、優先的に取り組むべき課題の抽出プロセス、そして活動推進体制について報告している。
同社グループは、2020年のあるべき姿を念頭に置いたCSR基本方針を2014年に策定し、これに基いた7つの重点テーマを設定して、ステークホルダーとの協働を強化・充実させ、企業と社会の共通価値の創造を目指すCSR経営に取り組んでいる。
同社グループのサステナビリティの活動については、今後もCSR報告書などを通じてステークホルダーに積極的に発信していくことにしている。