主要上場ゴム関連企業22社の2019年3月期第1四半期連結決算が出揃った(日東化工は非連結)。国内は自動車生産が引き続き回復基調で推移したことや、海外も米国や中国などで自動車や電子機器業界が堅調だったことなどから、増収企業は16社(73%)。前年同期の19社に比べて3社減少したが、国内外の経済環境が底堅く推移するなかで、上場ゴム企業の19年3月期はおおむね良好な滑り出しを見せた。
22社合計の売上高は8891億6200万円で前年同期比6・6%増。売上高が2桁増となった企業数は、前年同期の9社から2社に減ったものの、豊田合成や住友理工、JSR、日本ゼオンといった売上高が大きな企業が増収となったため、売上高合計も前年同期を上回った。
営業利益は542億9600万円で同2・8%減。営業増益になった企業数は10社(48%)で、前年同期の15社から5社減少。また、2桁増益の企業数は7