日本ゴム工業会・統計委員会(ロール製品関係7社)がまとめた2018年1~6月のゴム・樹脂ロール生産実績によると、総合計は1817tで前年同期比7・5%減となった。上期ベースでは、前年上期が0・9%減となり、減少幅が拡大した。
このうちゴムロールは1625tで同7・7%減、合成樹脂ロールは192tで同5・4%減となった。ゴム・樹脂ともに前年実績を下回った。
18年を四半期ごとに見ると、ゴムロールは1~3月は同8・6%減、4~6月は同6・9%減、合成樹脂ロールは1~3月が同6・2%減、4~6月は同4・6%減と推移。
用途別では、製鉄用は4~6月から3四半期連続の増加となり、17年合計も前年比5・1%増と堅調だったが、18年は2四半期連続のマイナスで需要は一服感が見られる。また、印刷用や製紙用も前年同期を下回る状況が続いており、ロール業界の需要環境はやや厳しくなっているといえそうだ。
さらに詳しく見ると、全体の33・2%を占める印刷用は、ゴム・樹脂合計で598t
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