住友ゴム工業は8月7日、アフリカ市場におけるトラック・バス用タイヤの安定供給を目的として、南アフリカ工場(南アフリカ共和国・レディスミス市)にトラック・バス用タイヤの生産設備を新設し、7月19日に生産を開始したと発表した。総投資額は9・7億ランド(約81億円)。
これまで同社は、アフリカではトラック・バス用タイヤを輸入販売していたが、今回の生産開始により現地での安定供給が可能となった。同社は今後、アフリカ市場でのタイヤ販売事業の一層の強化を図るとともに、グローバル展開をさらに進めることにしている。
新設されたトラック・バス用タイヤ工場は、建屋面積は約18万平米で、生産能力は2020年までに750本/日となる予定。
南アフリカ工場は、スミトモ・ラバー・サウス・アフリカ社が経営し、操業開始は1973年で、乗用車・ライトトラック用タイヤの製造を行っており、販売生産能力は1万2500本/日。