オカモトの2019年3月期第1四半期(4-6月期)の決算は、売上高224億6700万円で前年同期比6・2%増、営業利益28億8600万円で同2・1%増、経常利益34億7800万円で13・1%増、親会社株主に帰属する四半期純利益26億4600万円(同24%増)と増収増益となった。
同社は産業用製品・生活用品の両事業がともに堅調に推移したことを受けて、2019年3月期連結業績予想の営業利益を92億円、経常利益を99億円にそれぞれ6億円上方修正し、親会社株主に帰属する四半期純利益を60億円に4億円上方修正した。売上高950億円は変更しない。
産業用製品では一般用フィルムが市況低迷により売上減となったが、工業用フィルムは海外向けアイテムが引き続き好調で売上増、建材用・多層・農業用各フイルムも大幅に売上が伸長した。壁紙は駆け込み需要の反動減、自動車内装材の売り上げ横ばいとなったが同セグメントの売上高143億7700万円(同6%増)、セグメント利益14億2600万円(同0・9%増)だった。
生活用品では、コンドームのインバウンド需要が勢いに陰りが見えるものの、薄物商品が依然として堅調で国内市場の売上は微増となったものの、海外向けが引き続き好調で売上を大幅に伸ばしたことなどを背景に、同セグメントの売上高80億2200万円(同6・7%増)、セグメント利益19億800万円(同4・3%増)となっている。