横浜ゴムの2018年12月期第2四半期連結決算は、売上収益(IFRS適用)が3096億7700万円で前期比1・8%増、事業利益は237億9500万円で同9・5%増、営業利益は263億6900万円で同32・3%増、四半期利益は178億3200万円で同19・2%増となり、過去最高の売上収益、営業利益を達成した。
タイヤ事業では、新車用タイヤは、国内での自動車生産台数減少などの影響が大きく、販売数量は低調に推移したが、海外を含め高付加価値商品の販売に積極的に取り組み、売上は前期を上回った。
市販用タイヤは、国内は冬季の降雪が多く冬用タイヤが好調だったほか、グローバル・フラッグシップブランドのアドバンシリーズや低燃費タイヤのブルーアース)シリーズをはじめとする高付加価値商品を中心に、積極的な拡販に努めたが、海外は前期に値上げ実施前の一時的な販売増加があった反動で、売上は前期を下回った。
MB(マルチプル・ビジネス)事業では、ホース配管事業は、国内外の建機需要が旺盛だったことに加え、自動車用ホース配管の販売も好調。これにより、売上は前期を上回った。工業資材は国内でのコンベヤベルトの販売が好調、海洋商品の販売も回復傾向にあり、売上は前期を上回った。
ATGは、オフハイウェイタイヤが農機需要の回復により新車用が好調で、売上は前期を上回った。
通期の業績予想は前回から変更はなく、売上収益6700億円、事業利益630億円、営業利益600億円、当期利益400億円を見込んでいる。