米クレイトンコーポレーションの日本法人、クレイトンポリマージャパン(中西信輔社長)は、注力する水添ポリマーの差別化グレード「新規高流動性SEBS」に新たに1製品を追加し、医療用のフィルムやチューブ用途での展開を進める。
追加された新開発の「MD1646」は、低温で加工が可能なためポリ塩化ビニル(塩ビ)に近い加工性を持ち、透明性が高く、曲げても折れにくく耐キンク特性に優れているのが特徴。可塑剤フリーで、UPSクラスⅥやISO10993などの欧米の医療用製品の規格にも適合していることから、医療用のフィルムやチューブの原料として提案を始めており、現在は塩ビが主流となっている医療用製品の塩ビ代替原料として需要の開拓を目指す。
この差別化グレード、新規高流動性SEBSをめぐっては、米クレイトン社が射出成形ソフトスキン新技術IMSSを開発し、昨年デトロ