合成ゴム工業会がこのほどまとめた1~6月の合成ゴム品種別生産実績によると、生産量は全体で78万9389tで前年同期比0・9%減となった。
品種別生産量をみると、タイヤ向けを中心とする汎用のSBRは27万8159tで同3・1%減、同じく汎用のBRは16万3001tで同0・6%減となった。
SBRのうち、SBRソリッドは21万2015tで同1・3%減、SBRノンオイルは12万3026tで同3・9%増、SBRオイルは8万8989tで同7・7%減、SBRラテックスは6万6144tで同8・4%減となった。
自動車用ゴム部品を中心とするNBRは5万8895tで同3・1%増、CRは6万3997tで同1・5%減、EPTは11万7992tで同3・3%減となっている。
NBRはホースやシール、パッキンなどの需要が堅調で前年同期を上回った。一方、CRとEPTは前年同期を下回った。CRについては、水系用途を中心に世界需要は伸びているが、供給はタイトとなっている。EPTは前年上半期が2桁増の反動からマイナスとなったものの、需要自体は堅調に推移しているといえる。
6月単月の生産量は合計12万7254tで前年同月比5・7%減となり、前月の増加
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