タイヤメーカー4社の18年12月期第2四半期連結決算の非タイヤ部門は、住友ゴム工業と横浜ゴムが増収増益、ブリヂストンは売上高が前年並み、東洋ゴム工業が減収となった。
◆ブリヂストン
ブリヂストンの多角化部門は、ベルトやホース、免震ゴムなどの化工品事業に、スポーツ用品事業や自転車事業を加えたセグメントで、第2四半期の売上高は3116億円で前年並み、営業利益は、国内外の一時的な費用の影響により、89億円で前年同期比48%減となった。
通期の予想については、販売の減少や費用の増加を見込んで下方修正した。
◆住友ゴム
住友ゴムの非タイヤ事業は、スポーツ事業と産業品他事業で構成され、第2四半期の合計売上収益は645億円で同13%増、事業利益は62億円で同41%増となった。
スポーツ事業は、ゴルフ用品の販売などが好調で、売上収益が438億円で同16%増、事業利益は42億円で同67%増。
産業品他事業は、住宅用制震ユニットの販売が好調で、売上収益は207億円で同8%増、事業利益は20億円で同6%増。
通期予想は、両事業とも、売上収益を据え置き、事業利益を上方修正した。
◆横浜ゴム
横浜ゴムの非タイヤ事業は、MBとATGから成り、第2四半期の売上高は921億円で同8%増、事業利益は78億円で同11%増だった。
MBは、ホース配管事業が建機向けなどで好調で、売上収益は573億円で同4%増、事業利益は35億円で同6%増。
ATGは、オフハイウェイタイヤの新車用が好調で、売上収益が348億円で