ランクセスは8月29日、東北復興支援の一環として、岩手県山田町で小学生を対象にした化学実験教室「つくってまなぼう! わくわく実験教室」を開催したと発表した。
同教室は、8月17、18の両日、山田町立山田南小学校の放課後児童クラブと、山田町ふれあいセンター「はぴね」の2ヵ所で開催され、小学生ら32人の児童が参加した。
5回目となる今年は、昨年に続き公益社団法人セーブ・ザ・チルドレン・ジャパンと共催した。
同教室は、子どもたちに楽しみながら化学の知識を学んでもらうことを目的にしたもので、今年は「コンクリートを学ぼう!」がテーマ。コンクリートの組成や化学反応に関するレクチャー、同社の着色顔料「バイフェロックス」で着色したカラーコンクリートを使用した作品作りや、山田町の豊かな自然を表す海と山をテーマにした共同作品作りを行い、児童の感性を生かした色彩豊かなコンクリート作品が制作された。
同社は東日本大震災により被災した子どもたちの支援を目的に、2011年よりセーブ・ザ・チルドレンの活動を支援しており、支援活動を通して被災地の復興が進む中、子どもたちへの一層の支援の拡充を目指し、2014年から宮城県内で、17年からは岩手県内で化学実験教室を開催するプロジェクトを実施している。本年度は2018年5月に社内を横断するメンバー15人によるプロジェクトチームを立ち上げ、実験教室の企画・準備を進め、開催に至った。