バンドー化学 台風21号で南海工場が被災 屋根やガラスが破損

2018年09月05日

ゴムタイムス社

 バンドー化学は9月5日、台風21号により南海工場(大阪府泉南市)が被災したと発表し、影響についての第1報を公表した。

 同社によると、同工場では主に自動車や産業機械に用いられる伝動ベルトや、機能フイルム製品などを生産しており、台風接近に伴い安全のため9月4日午後1時30分に生産を停止し、5日午前11時の時点でも一部ラインでは操業を見合わせている。製品在庫や生産設備に大きな被害はなかったが、工場建屋の複数箇所で屋根やガラスが破損しているため、点検・整備等の復旧作業を進めており、順次操業を再開している。人的被害はなかった。

 なお、その他の工場においては、生産に影響を与えるような被害はなかった。

 製品出荷への影響については、早朝から各地で渋滞が発生しており、製品出荷にも一部で影響が出ている。

 当期業績への影響は軽微であると見込んでいて、今後の調査で重大な影響が見込まれると判断した場合は、速やかに開示することにしている。

 同社は「このたびの台風21号によって、被害を受けられた皆様に心よりお見舞い申しあげます」とコメントしている。

 

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