ゴム練機・精練設備をはじめ押出機、成形機等のゴム工場に欠かせない基幹設備の製造・販売を手掛けるダイハン(東京都大田区、森大作社長)。
森社長は7月に押出機や周辺機器のメーカーである関連会社のイー・エム技研(長野県上田市)の社長に就任しており、今後は役員の派遣をはじめダイハンとの連携強化を強めていくとのこと。
18年度の上半期までの受注動向は、年初から需要が比較的高水準で推移してきた精練・成形関連設備に加えて、春以降は押出機の受注が増えていると言う。
好調な生産を維持している自動車業界を中心にプラント関連が牽引しており、製品を問わず耐用年数が近づいた設備・機械の更新が多かった。また景気回復を背景に、生産拡大に向けて設備を増強する企業も目立ってきたが、概ね更新とメンテナンス需要が旺盛だ。
本社のほか国内2営業所(大阪・名古屋)1工場(横浜)、海外2拠点(中国・タイ)を展開する同社における今期の受注割合は国内8に対して海外2となっている。海外拠点は日系企業に向けた補完機能であり、国内で受注し、輸出