樹脂ホース・チューブ・継手メーカーの八興(東京都板橋区、阿部忠弘社長)の18年度(4月~8月)の需要動向は、4~6月が好調に推移、7月は若干落ち着いたものの、8月はほぼ持ち直している。9月を含めた上期はほぼ計画通りで進捗する見通しだ。
製品別では、2年前に発売した新製品「導電スーパー柔軟フッ素ホース・チューブシリーズ」が好調を維持している。同シリーズはアルコールや香料、有機溶剤など可燃性流体の流動帯電による静電気対策配管として開発されたもので、業界で初めて電気抵抗値が国際指針に準拠している。類似製品がないことから顧客からの引き合いも多い。
また、柔軟フッ素ホースシリーズに対応する形で今年5月に販売を開始した「フェルール継手加締品PFAライニング」も、順調に売上を伸ばしている。
従来の金属製継手では、薬品によっては腐食の恐れがあったが、新製品では継手内面からフェルール接続部端面までの接液部をフッ素樹脂のPFAでライニングし、酸やアルカリなどの薬品への耐性を向上させている。
同社では「同製品と柔軟フッ素