フコクの2012年3月期中間連結決算は売上高が261億円、前年同期比0・8%増の横ばいとなった。損益面では日本国内の震災の影響等が影を落とし、営業利益16億1200万円、同21・7%減、経常利益16億200万円、同21・5%減の減益決算となった。 同社グループの主要顧客先である自動車産業においては、新興国を中心にグローバル市場の回復傾向が維持される一方で、日本の震災によるサプライチェーンの混乱が国内外の生産や販売に影響を及ぼしたが、国内では挽回生産に向かい始め、震災前の生産水準への回復が加速したため、受注の急増に追随するべく生産体制を整えてきた。通期の業績予想は本年10月よりタイで発生している大規模な洪水の影響についても、現時点において影響額が不明であるとし、7月22日発表の数字を据え置いた。
2011年11月07日