神島化学工業の2019年4月期第1四半期連結決算は、売上高が55億1900万円で前年同期比4・4%増、営業利益は2億1500万円で同21・3%減、経常利益は2億600万円で同19・8%減、四半期純利益は1億2900万円で同26・6%減となった。
第1四半期は建材事業・化成品事業とも増収となったが、原材料や輸入燃料価格の上昇などが響き、利益面はいずれも減少した。
セグメント別では、建材事業は、非住宅分野の耐火パネルの都市型高層ビル需要が好調に推移し、売上高は37億5800万円で同4・7%増、またセグメント利益も原材料や輸入燃料価格の上昇があったものの、売上高増加・採算性の向上などにより5200万円で同488・6%増となった。
化成品事業については、酸化マグネシウム製品の拡販などで、売上高は17億6000万円で同3・9%増だった。セグメント利益は、原材料や輸入燃料価格の上昇によるコストアップに対して、一部製品の販売価格への転嫁を実施したが、吸収するまでには至らず、3億700万円で同24・0%減となった。
通期の連結業績予想は前回公表から変更なく、売上高は220億円で前期比1・8%増、営業利益は8億1000万円で同4・4%増、経常利益は7億3000万円で同4・2%増、当期純利益は5億3000万円で同13・1%増を見込んでいる。