クラレは9月11日、タイで建設を予定する新工場の概要について都内で会見を開き伊藤正明社長らが発表した。本年下期に設備投資の要件等を決定し、2021年に設備を完工、2022年の商業運転を目指す。投資額は約400億円で、買収等の案件を除くと同社最大規模となる。
タイでは6月、同社とPTT・グローバルケミカル社、住友商事との3社共同出資によるブタジエン誘導品の製造・販売を事業とする合弁会社「クラレGCアドバンスト・マテリアルズ」を設立している。
合弁会社はPTTグループが製造するブタジエンやイソブチレン等を原料に、ブタジエン誘導品であるジェネスタ(