住友ゴム工業は9月14日、「ダンロップ全国タイヤ安全点検」を10月6日に全国47都道府県の47会場で実施し、定期的なタイヤの点検や空気圧の重要性を啓発すると発表した。
2008年に始まったこの点検は、タイヤに起因する事故の未然防止を目的に、装着されているタイヤの空気圧、残溝、タイヤ表面の損傷などの点検を行う活動で、全国47都道府県の道の駅やショッピングセンターなどで年2回行っており、累計点検台数は9万台を超えている。20回目を迎える今回で、累計点検台数10万台を目指す。
会場ではタイヤ安全点検の重要性を記載したクリアファイルを配布するなど、ドライバーに定期的なタイヤの点検、整備の必要性を啓発するほか、安全点検を受けた人には日常的なタイヤ点検を意識づけるメッセージを込めたマスクを、子供には夜道で光るオリジナルリフレクターを配布する。
今年4月に実施した活動では、タイヤの整備不良率は全点検台数の37・2%を占め、空気圧の過不足が27・8%と最も多かった。
タイヤの適正空気圧が維持されていないと、走行性能の低下や偏摩耗の発生原因となり安全性の低下につながることから、同社では空気圧点検に関する特設WEBサイトを開設するなどタイヤの空気圧の重要性を啓発している。